温泉三昧特に群馬-山形・新潟・群馬3泊4日-(2007/09/15)


今回の旅行のキッカケ
 先日旅行番組を見ていたら、山寺を登って銀山温泉に入る行程が紹介されてました。どちらも観光地としては有名なのですが、実は前に行った東北旅行ではこの二箇所に立ち寄っていませんでした。理由は時間的制約。当時は鳴子温泉か銀山温泉、山寺か米沢(米沢牛付き)の選択をせねばならなかったのです。結局、鳴子温泉と米沢(米沢牛付き)になったわけですが、やっぱり選ばなかったほうも行ってみたいよなと欲求が高まりました。

 またその理由で言えば、隣県の新潟も上越のみで中越、下越は行ってません。ならそこも行ってみよう。中越といえば湯沢温泉は外せません。でも湯沢温泉まで行けば、群馬の水上温泉まで目と鼻の先。じゃあそこも入る…いやそこまで行けば群馬の有名温泉だらけなわけで、ついでに群馬の温泉巡りをしてしまおうということになりました。

山形→新潟→群馬


1日目(土)
 地元から山形まで弾丸。とはいえ前の青森までの弾丸に比べれば楽なものです。最初の目的地の山寺に着いたのは6:00。とりあえず本堂と芭蕉の像を見ます。

 さて観光ガイドによると山寺の開山は8:00なのでしばらく駐車場にて仮眠…しようかと思っていたのですが、なぜか開山時間前だというのに、山寺に向かう人が既にチラホラ。不思議に思い、本堂を抜けて山門へ。なんか既に開いてました。ただし受付は開いてなくて、8:00前に入山する人は入り口にある入金箱に入山料300円を入れていってくれとのこと。なるほどなるほど。では入山料を…小銭がない。どうする?受付開くまで待つか?それとも1000円入れるか?それともそれとも無賃入山…その瞬間受付に動く影が。それを逃さず呼びかけてみるとおばちゃんが顔を出す。どうやら、管理の人だったようでラッキー!事情を説明して、1000円で700円のお釣りを貰いいざ入山。

 さて、芭蕉の句でも有名な山寺こと立石寺ですが、奥の院まで行くことも大変なことで有名です。そこに至るまでの階段数は全1015段。何も知らなければゲンナリする話ですが、今回はここが旅行のメイン。気合と準備も万端。さらに以前金刀比羅宮参拝の階段(1386段)を登った自信もあったので臆することなく登っていけました。休憩たっぷりで時間をかけ登りに登ります。

 せみ塚

 仁王門を抜けて

 おびんずるさまの像をなでてぼけ封じ

 そして奥の院に到着。ハイ今回も全身汗だくになりました。さらに十分休憩を取り、奥の院を参拝。

 でも山寺はこれで終わるわけではありません。観光ガイドでよく紹介されているのはここではなく、帰路にある五大堂です。まずは三重小塔

 開山堂に寄り

 五大堂に到着。おお絶景だ。山あいにある集落が箱庭のように見えるとはよく言ったものです。また時折通過していく電車が箱庭感を後押ししてます。



 山寺を下山すると、下のお土産屋さんも開店してました。そこで名物の力こんにゃくを購入。味は…まあ甘辛煮のこんにゃくですね。登る前にいただいたらもっとスイスイ登れたのかしら?

 最後に稗田神社を参拝して山寺は終了。

 山寺を後にし、次は北上して銀山温泉…だと、あまりに早いので、とりあえず南下して米沢方面へ。途中日本三大熊野の一つである南陽市の熊野大社を参拝。えっと、日本三大熊野というものがあるのを今回初めて知りました。和歌山の熊野は行ったから、あとは軽井沢の熊野ですね。メモメモ。

 続いて亀岡文殊…こっちも日本三大文殊だそうです。なんか三大が好きですね。自分も好きですけど。こっちの残り二つは京都と奈良にあるみたいですが行ってませんね。こちらもメモメモ。とりあえず頭は良くなりたいので参拝後裏にあった知恵の水といわれる利根水(りこんすい)をガブガブいただきました。

 米沢についたのはお昼少し前。米沢といえば上杉神社…はもう参拝してるし、米沢牛のステーキ!…も味わっているので、今回はラーメンをいただくことに。まず1軒目は塩ラーメンを注文。さてとメニューを良く見ると叉焼麺もあるんですね。まあ普通あるか。でも肉が…米沢牛?これは食さねば。ということで急遽注文変更。出てきたのは極細縮れ麺。スープが麺により絡まりするするというよりじゅるじゅるという感じ。そういや最近こういうラーメン食べていなかったな…でも懐かしい感じで美味しくいただきました。

 2軒目は醤油ラーメン。こっちも米沢牛ラーメンがあったので迷わず注文。醤油のほうが味はガツンときますね。個人的にはこっちのほうが好みですね。というわけで美味しく完食できました。ところで米沢牛の叉焼ですが…普通にステーキで食べりゃ良かった感じでした。

 ここまで終了して時間は13:00。まだ日は高いです。じゃあもう少し立ち寄るかということで南下することに。向かうは白布温泉。まずは茅葺で有名な旅館での立ち寄り入浴。入った時は黒い湯?とか思ったんですが、実際は湯船が黒くて湯自体は透明でした。でも硫黄のにおいが。湯の花も浮いてます。「硫黄泉=白濁」のイメージがあったんですがこういう湯もあるんですね。でも硫黄泉は単純に好きなので堪能させていただきました。

 続いて共同浴場へ。こちらも透明で、源泉は同じみたいです。でもちょっと熱かったので長湯は出来ませんでした。

 ところで白布温泉は山形の最南端です。ここから山形をほぼ縦断して銀山温泉へ向かいます。一昔前は県縦断も一苦労だったみたいですが今は米沢から自動車専用道路が出来ました。なのでここはスイスイ~と。山形市の渋滞も関係ないのが嬉しいです。なので銀山温泉についたのは日が沈むちょっと前。ちょうど集落のガス灯が点き始めた頃でした。う~む。これだけで情緒あります。

 とりあえず「おしん」のロケ地になった宿を抜け

 さらに奥に進みます。

 銀山温泉だから銀山も当然あるわけで、既に閉山されて観光地化されている坑道跡を写真に収め本日の観光は終了となりました。



 本日の宿はここ銀山温泉にて。露天風呂があるという旅館に決定しました。

 さてまずは内湯でひとっ風呂。ちょっと白濁気味で硫黄臭。ちょっと熱いですが慣れれば長湯できそうです。続いて露天風呂…と思ったら、建物内で窓を全開にする半露天でした。これじゃ星見風呂は出来なさそうなのでそのまま退散。朝に期待しましょう。

 さて部屋に戻りしばらくごろごろしていましたが、だんだんお腹が空いてきました。今回は素泊まりだったので夕食は出ません。なので温泉街にあるお蕎麦屋さんへ。ここはズバリ尾花沢蕎麦が食べられるところなので躊躇なくもり蕎麦で。太めでボリューム感もありながら蕎麦の風味満点のお蕎麦はズルズルッと美味しくいただけました。

 食後はタオル片手に共同浴場へ。ここは通常入浴料200円かかりますが、宿を利用してる人は無料ということ。なのでそのまま入場。こちらのお湯は宿のそれより少しぬるめでした。なので少し長湯。でもこの間他の入浴者は現れませんでした。みんな宿の湯で満足しているんですね。そりゃそうか。



2日目(日)
 まずは朝風呂。半露天ながら、朝日を浴びる山々を見ながらのお風呂は爽快。これで温泉街を見下ろしながら入れればもっとよかったですが、それは逆にこちらも丸見えということ。さすがにそれは無理な話かと思い再度山々を見ながらザブンとつかりました。

 最後に銀山の街と足湯を写真に収めて銀山温泉は終了です。今日は山形脱出からです。

 とりあえず南陽市まで南下し、そこから国道113号線に乗りズズッと西へ。新潟県に入りその道沿いに並ぶは荒川峡温泉郷です。温泉郷というだけあってここには西から湯沢、高瀬、雲母、鷹巣の四温泉があるわけですが、今回は時間の都合で一つだけ。湯沢温泉に入ります。なぜ湯沢にしたか?特に決め手は無かったのですが、本日の最後が湯沢温泉なので、なら湯沢で始まり湯沢で終わらせようと考えただけです。短絡ですねスミマセン。

 ということで湯沢温泉の共同浴場にてザンブリ。まだ午前中でしたが結構人が入っててビックリ。まあ日曜ですからね。お湯は無色でちょっと硫黄臭。ちょっと熱めなのと人が多くて忙しなかったので長湯は出来ませんでした。残念です。温泉出た後に、温泉郷の名前にもなっている荒川を写真に収めました。

 荒川峡から南下。一時間ほどで次の立ち寄り湯。月岡温泉に着きました。ここは迷うことなく共同浴場へ。噂のバスク…ゲフンゲフン。

 券売機にて入場券を買い。いざ浴場へ。中は他の共同浴場とあまり違いがありませんが、やっぱり湯船が綺麗です。湯がエメラルドグリーンに輝いてますよ。これが天然色というのですから驚きです。さらにこのお湯、硫黄泉だそうです。いや確かに硫黄臭プンプンですが…今回は今まで持ってた温泉のイメージがどんどん壊されていってます。温泉って奥深いものなのですね。

 2温泉を堪能しここから観光へシフト。まずは新潟市の中心へ。白山神社を参拝。

 白山総合運動場を横目に見て

 さらに西に向かって日本海へ到着。うむ今日も日本海は荒々しいと悦に入る。

 その後、護国神社を参拝し、新潟市から南下。

 弥彦神社を参拝し

 おやつにこしひかりソフトクリームをいただく。美味しいけど…コシヒカリの部分はどうもライスチョコのアレと同じ感じ。まあ確かに米アイスか。

 また南下します寺泊です。白山媛神社を参拝。

 おぉ、神社もいいがここから見る日本海も素敵だ。ということで写真を一枚。さらに南下は止まりません。

 今度は内地に入って長岡へ。金峯神社を参拝。ということで神社めぐりはこれにて終了。後はまた温泉目指して南下です。

 長岡から信濃川を登っていくように南下し、途中その川を写真に収め、さらに山奥へ。

 着いたのは辺りが暗くなり始めた頃。そこは松之山温泉。三大薬泉の一つという事らしいです。ちなみに後二つは有馬温泉と草津温泉で…有馬は前行ったし草津は明日行くから、一応コンプは出来そうです。さて、この浴場。夕方なので人は多かったです。でも湯船は内湯と露天があり、露天の方はあまり人がいませんでした。ここは温泉を楽しむというより銭湯代わりに利用している人が多いみたいです。まあ大抵の共同浴場はそんな感じなんですけど。そんなわけで意外と落ち着いて入浴できました。お湯は透明でサラサラ感はあるものの特徴あまり無いのかな?と思いましたが後から来ましたじわじわと。体が内側から温められる感じは…やばいこれはのぼせるパターンです。うぅ、さすが薬湯侮れないです。本来なら回数分けて何度も入りたい湯でしたが、今回は一回で断念。後ろ髪引かれるように温泉を後にしました。

 これにて本日の予定は終了。あとは本日の宿がある湯沢温泉へ向かうだけです。とはいえ今回の宿も素泊まり。急ぐ理由もないのでのんびり夜のドライブです。まあ実際細い山道。しかも携帯の電波が届かないので万一事故ったらシャレにならなかったので、ものすごく運転には気を使いました。そういう意味では本日一番疲れました。なので着いたら、早速宿の温泉へ。堪能は…あとでいいや。ということでさっと体を洗って。部屋に戻ってそのまま寝てしまいましたとさ。


3日目(月)
 今日も天気がいいですね。早速朝風呂堪能しましょう。朝風呂はやっぱり気持ちがいい。さて昨日はあまり気に止めませんでしたが、露天風呂付いてたんですね気が付きませんでした。というか気が付かないのも当然という位なんか狭いです。二人でギュウギュウ。一人でもやっと足伸ばせるくらいです。でもお湯は適温でサッパリ感。ウン、今日のお風呂一発目としては良いでだしです。なぜ今回に限り一発目と書くのかそれは後の説明にて。

 宿を後にしますが、まだ湯沢温泉は後にしません。今度は共同浴場でザンブリです。こちらも宿の湯と同じでサッパリ目。スキー帰りにはもってこいの湯になるんじゃないでしょうか?でも私にとっては今からが本番。ここで茹ってるわけには行かないのです。

 今日はこれから群馬に入ります。そして、ここで突然企画発表。題して「群馬十傑温泉巡り」を開始します。この企画はその名の通り、数ある群馬の温泉地から前評判だけで行きたい温泉を十に絞り。今日明日の二日で全部巡ってしまおうという無理でおバカな企画です。…だってこんなおバカなお題目でも立てないと二日で行きたい衝動に駆られた温泉を全部巡るなんて出来なかったんです。まあそんな本音は置いといて、巡る温泉地は以下の感じになってます。

水上→猿ヶ京→四万→沢渡→草津→万座→川原湯→塩川(小野上)→伊香保→川場

 正直、時間とお金があれば全て宿をとってゆっくり堪能してみたいところばかりです。でもここは涙を飲んでいざ水上温泉へ。ここの湯は無色で適温。ツルツル感あり。うわっ長湯してぇ!いきなり当たりですよ。でもゆっくり出来ないので早めに退散。今度ゆっくり来よう今度ゆっくり来よう。と呪いをかけておきました。ところでここ飲泉出来ました。味はあまりしませんでしたが苦味もなくすすっと良く感じ。カルシウムたっぷりということで骨が弱い人にお勧めという感じです。あと利根川。

 続いて猿ヶ京温泉…の前に赤谷湖をパチリ。一応観光も忘れてませんよ。さてお湯ですが、水上温泉と同じで無色、適温…いやちょっと熱めかな?ツルツル感あり。こっちも良いお湯でしたが水上温泉に比べてインパクトは少なかったかな。入る順番逆なら感想も逆になってたかもしれないです。

 猿ヶ京温泉から見下ろせるのは赤谷湖。

 次は四万温泉。ここは有名ですね。なので人も多かった。狭いながらも昼間から賑わう温泉街を車で抜け、着いた先は河原の湯。まわりも賑わっていれば浴場も賑わってました。湯船は5人でいっぱいになるようなこじんまりしたところに先客が4人。私が入ってちょうど定員となりました。あぁもう落ち着いて入浴する雰囲気じゃないですね。お湯自体も前二つと似た感じ。一番ぬるかったので空いてれば長湯できたのかしら?ここも飲泉可能で。水上温泉と同じ感じですっきり飲めました。ところでこの供給過多な浴場ですが、入浴料無料です。ゆえに湯船も小さいのかもしれません。今後もう少し湯船が大きくなることを願い、僅かながら善意の箱に入金させていただきました。

 さあ次の温泉は…とその前に観光という事で四万温泉のさらに山奥。四万川ダムと奥四万湖、日向見薬師堂をパチリ。ところで日向見薬師堂の横に浴場ありました。もちろんここも四万温泉。しかもこの時、まわりにひとっ子一人いなかったわけで…今度四万温泉行く時はこっちの浴場に入ろうと心に決めましたとさ。

 そんな予定外の浴場に入る暇がない今回の温泉巡り、次は沢渡温泉です。ここは前の三温泉と違ってツルツルというかぬるっとした感じでした。色は少し白濁気味で温度はぬるめ。長湯したいな…でもここで時間使うと次のメインイベントが…というわけで渋々退散。今更ながらもう少し入ってればまた違った感想言えたかもと悔いの残る温泉でした。

 そんな悔いを残してまで時間を作った温泉地。しかもその代償は補ってくれるだろうと期待せずには入られない温泉地に到着。そう草津です。今回の十傑でもメインイベントです。いや四万温泉も温泉地として賑わってましたが、この賑わいは温泉地のそれじゃないですね。レジャー施設ですよ。もちろん私が行った今までのどんな温泉地よりもずば抜けて一番賑わってました。では早速温泉…の前に湯畑と

 階段登って光泉寺

 そこから見た湯畑

 奥の西の河原をみて観光は終了。

 さらに奥に行くと大露天風呂があります。ここがメインです。既に着いた時は辺りも暗くなったところ、あれだけ慌しく巡ったのに結局ギリギリな感じでした。やっぱり無理があったんですよね。まあそれも良い思い出と露天を堪能。湯は白濁で硫黄臭プンプン。草津のイメージ通りの湯だったわけですが、ちょっと適温なのにはビックリ。もっと入れない位熱いと聞いてたんですが、これならゆっくり入れそうです。いや熱くては入れないのも考え物なのでこれはこれで良いと長湯しました。

 その後、駐車場に帰りがてら、湯畑の隣にある共同浴場へ。こちらも露天風呂と同じ湯の印象でしたがこちらは熱い熱い。やっとイメージ100%の湯に入った感じでした。でも長湯には向かないので早めに退散しました。

 さて日もとっぷり暮れたわけで、今日は草津に宿泊…とは行きません。今宵の宿のある温泉地はここじゃないからです。そう今日最後の目的地万座へ向かいます。

 実は今回の旅行、三日目は草津温泉に泊まることがほぼ決まってました。しかしそれを覆す宿を万座温泉で見つけてしまったのです。というわけで日もとっぷり暮れた真っ暗の山道を延々と進み。ようやく着いたのは21:00過ぎ。もちろん事前連絡は入れていたし、素泊まりにしていたので、特に迷惑はかけてないと思いますが、やはり少し恐縮してしまいました。

 チェックインを済ませ、部屋に通された後は何はなくとも露天風呂に直行です。待望のお湯は事前情報通り白濁の硫黄臭プンプン。温度は適温ですが空気が冷たいので長湯には最適。そして見上げれば星だらけ。屋根なんて無粋なものは全くありません。上は満天の星。下はホカホカ温泉。全く理想通りで、ちょっとのぼせる位まで浸かり続けてしまいました。これにてホントに本日の行程終了。また明日も温泉三昧です。


4日目(火)
 朝起きてまずは露天風呂。やっぱり青空の下の露天風呂もサイコー。なんか温泉巡りなんてやめてずっとここにいたほうが良くない?とか思ってしまいます。でも一度始めたこの企画、やり貫かねば昨日の温泉地に失礼と勝手に思い込み続行決定しました。宿を出てまずは万座温泉付近を観光です。

 空吹き

 薬師堂

 熊四郎洞窟をまわり

 そのまま昨日通った国道292号線を逆走。白根山を登…る時間はないので弓池のみ。

 草津を抜け、更に国道292号線を走り続け南下。そこから国道145号線にぶつかったら東に進路を変え後はそのまま伊香保方面へ。と、その途中に寄り道。次の温泉は川原湯温泉です。ここのお湯はちょっと白濁ながら少し硫黄臭。万座のガツンと来る物ではないものの温度高めでサッパリ感があるので、運動の後には良い湯になりそうです。でも源泉が熱いらしく、常に水道水のホースが入り込んでるのは情緒が…いやそうしないと入れないという看板を立ててるのはいさぎいいと思うんですけどね。でもやっぱり情緒が…

 次は塩川温泉…の前に観光観光。岩井堂観世音御堂を参拝。

 そのまま塩川温泉へ…と思ったらそのような温泉が見つかりません。そのかわりに小野上温泉というものがありました。確かにここは小野上村なのでその温泉名称は間違いではないのでしょうが…名前が変わったのか、もともと二つ名があるのか、そもそも場所が違うのかはいまだによく分かりません。知ってる人がいたら情報お願いします。と、つまりは小野上温泉に入ったわけです。ここは一見普通の共同浴場に見えましたが内湯、露天風呂、ジャグジー、サウナと健康ランド並みの施設にちょっとビックリしました。でも結局入るのは露天風呂なのでやることはあまり変わらないのですが。お湯は水上温泉や四万温泉と同じ感じ。でも露天の爽快さはさらにいい感じでした。

 さて伊香保に近づいてきましたが、まだ伊香保には行きません。そのまま南下して今度は榛名湖へ。細い山道を登るように車を進め、やがて見えるは榛名富士が移りこんだ榛名湖。わーキラキラして綺麗だなと思いつつ、そのまままた山の中へ。

 今度は細い山道を降るように車を進め、着いた先は榛名神社。さて、ここも簡単に参拝して終わりにしようか?と思ったら目の前に大きな案内板が。ここの奥の院も結構な山道だったんですね。これは油断してました。またコケが生した参道はスニーカーではツルツル滑ります。これは気合を入れて進まねばと、車に戻り水分とタオルを携える。そして気合を入れ登ること20分。坂は多かったものの急勾配は少なかったため意外と体力消耗せずに奥の院にたどり着けました。今度こそ伊香保へ向かいますよ。



 伊香保に着いて誤算が一つ。駐車場がありません。いや無料駐車場はあるんです。でも狭くて満車状態。別に有料でも良いのでコインパーキングを探すもやっぱり無い。だからと言って無料駐車場が空くのを待ってるのも芸が無い。ということで、急遽観光の順番を変更。水沢寺へ向かいました。といっても伊香保から車で10分程の場所。ここは駐車場も広く悠々と停められました。ここは榛名神社のような山歩きは必要なくそのまますぐ参拝できました。

 再度伊香保に戻ったものの、あれから30分。駐車場の空きも変わるはずも無く…と思ったら空いてました。しかも三台も。あれはたまたまピーク時だったんですかね?なんにしても車を停められて一安心。そのまま坂を上って伊香保の中心へ向かいます。

 伊香保といえば石段街。急勾配でいえば榛名神社よりこっちのほうがきつそうです。しかも街中なのでだらしなく地面に座り込めないので、休憩するのも一苦労。いや、競争じゃないんだからゆっくり登ればいいんですけどね。



 そんなわけで街中を写真に収めながら気長に登って、ついでに途中にあった薬師堂を写真に収め

 最後の一絞りをすれば伊香保神社に到着です。

 でもここが終点ではありません。今度はそのまま奥へ奥へと進み。しばらくすると伊香保温泉の飲泉所が。これはありがたいと一口…苦い。すぐに隣の水をゴクゴク。飲泉は心穏やかな時に飲もう。そう心に刻み込みました。

 さらに奥に行ってラドン発見の碑を見た後は

 やっと着きました、伊香保温泉露天風呂。良い汗かいたんでここは良い湯になるそんな予感がしました。予感は的中。この茶褐色は鉄泉でしょうか?なので、ぬるいのですが体はポカポカしてきます。ポカポカすると吹き出てくるのは大量の汗。当然ですね。でも露天ゆえに風がサラサラ。良い感じで汗を気化してくれるので、頭にタオルも要らない感じです。さて、時間も限られてるので退散と行きたかったんですが…ダメ。限界。この温泉のよさと今までの疲れが一気に来たようで体がここを出るのを拒否しだしました。ということでここは久しぶりに長湯。ホントにここの湯はいいんですよ。

 さて伊香保温泉も堪能したし、次の場所へと石段を気持急ぎ足で下りた先。「石段の湯」の文字が目に入ってきました。イヤホントは気づいていたんです。でも予定では時間が余ったら立ち寄る予定だった場所です。もちろん先程の長湯で余った時間などあるはずも無く…でも見た目良さげなんですよ。どうしようどうしよう…イイヤ入っちゃえ!ということで。やっぱり入っちゃいました。こちらも露天風呂と同じく茶褐色。内湯ゆえにお湯はちょっと熱め。吹き抜ける風ももちろん無いので、ここはさっと退散できました。短期でサッパリしたい人はこっちの湯が良いかもしれませんね。

 これにて伊香保は終了。残る巡り予定の温泉は一つとなりました。とその前に行かねばならない場所が一つ。目指すは迦葉山。ルートは山道一本なので延々と車で登っていきます。着いた先は弥勒寺。天狗のお寺です。天狗のお寺ゆえに天狗が祭られてるわけですが、その数が半端じゃない。境内、特に弥勒堂内は天狗でいっぱいです。でも一番目に付くのは弥勒堂から向って左手にある天狗面。なんでも2.7mもあるそうです。



 迦葉山を降り、今度は武尊山へ行き武尊神社を参拝。

 いよいよ最後の温泉地、川場温泉です。ここのお湯は無色で適温。サッパリ感あり。でも内湯のみなのでちょっと長湯は出来ない感じ。ラストはじっくり長湯したかったのでちょっと残念でした。

 温泉を出た後は武尊山を北からまわるよう東側に抜け、今旅行最終の地である吹割ノ滝に着きました。噂には聞いてましたがこれはすごい滝ですね。滝というか割れ目に注ぎ落ちる川の流れという感じで、見ていて飽きません。実際、この後の予定もないので、しばらく見惚れてしまいました。



 今回も大きなトラブルもなく、ゆったり一人旅を満喫できました。でも群馬の温泉めぐりはちょっと無茶だったかなと後悔。今度は一つないしは二つの温泉地に絞ってゆったりしたいものです。まあ群馬はそれほど遠い地でもないので、機会はいくらでもあるでしょう。

補足:走行距離1700km










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