ながもんに会ってきた(2010/02/06)


 「涼宮ハルヒの消失」を視てきた新鮮なうち感想を…と本当に完璧なるネタバレ。最初から最後まで全部ネタバレなので、今後視ようと少しでも考えてる人は読まないで下さいね。































 とにかく原作通り。原作通りながもんのお話でした。ハルヒなんておまけ。というかチートな能力持ってる愉快な仲間達そのいち…いやそのいちは朝比奈さんだから、そのにですね。原作通りなんだから仕方がないです。またキョンが、今の境遇を楽しんでいることを自覚する話なので、ながもん大プッシュでもキョンの気持ちがハルヒに向いていることも切ないな…と思うことも原作通り。ていうか京アニながもんプッシュしすぎじゃね?

 確かにながもんが表情豊かになる描写は原作でも多々ありましたよ。でもキョンに迫られるところとか、入部届け渡すところとか、一緒に下校時の会話とか、春先の思いで語るところとか、急須を指でなぞる仕草とか、急な来客での戸惑いとか、帰ると言われての悲しげな表情とか、帰り際の微笑みとか…帰り際の微笑みとか!ここは大事なので2回言いました。次の日キョンが部室に来た時の嬉しそうな表情とか、ハルヒが現れた時の戸惑いとか、入部届けを返された時の悲しみの表情とか、一度目受け取るのに失敗したところとか…どれだけ、どれだけ俺を魅了するんだ!

 そこから改変終了までの話は置いといて、そこでキョンの自問自答も…まあ原作通りなんですけど。どっちの世界がいいか選択権を委ねている描写が、「入部届け」と「しおり」になってます。これじゃまるでどっちの世界がいいのかじゃなくて、どっちのながもんがいいのかと訊いてる様なもんじゃないですか。そして決めた瞬間、改変後の世界のながもんから決別を意味する自動改札…もうニヤニヤが止まりません。

 そしてラストのながもんとの会話がまたね。まず舞台が病室から屋上に変わってます。キョンが「ゆき」と呟いて、ながもん顔を上げる。そして雪が降ってくる。キョン、コートをながもんにかける。そんな描写原作にないんですけど。

 そんなわけで良い青春ラブストーリーに仕上がってました。150分ダレなく作るところもさすが京アニ。このクオリティを出すためにエンドレスエイト8話やったのなら十分許せますよ。まあ毎朝の「キョン君おはよ~」にはえもいえぬ恐怖心は湧きましたけどね…

 他にながもん以外で気になったところですが、ファミマが異常に出てきました。ファミマあんなにあったかしら?サイゼも場所よく分からず。信号待ちしてる場所と橋の部分はどこだかすぐに分かった。Win95はアンティークモノですかそうですか。原作読んでたときは3.1をイメージしてたんですけどね。

 あと暴れあしゃくらさんな。お前はどこの玉蘭さんですか。ナイフについた血飛沫をながもんさんの顔に振り掛けるとかゾクゾクしますね。そうそう終わりも原作通りなので、この顛末は投げっぱなしになりました。続きは「陰謀」なんですけど、しばらく短編やらないとな…それとも映画化2弾目を考えているんだろうか。

 最後に。原田ひとみさん出てたみたいだけど、どのキャラだったん?なんか頑張ってるよね今年に入ってから。










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