桃井はるこ 「しょうわ」歌謡ショー(2011/11/11)


 えーと、まずはお断り。今回歌詞の引用を結構しています。問題あるようだったら歌詞部分削除するかもだけど…大丈夫だと祈ってる。

 1年ぶりのモモーイのソロライブ。場所は川崎、平日開催なので今年は見合わせようかとも思ったけど、やっぱり行ってしまった。前売り券も買っちゃったしな。当日券目当てな考えだったら、この大雨の中、まず行かなかっただろうに。

 着いた先は開演10分前でまだ入場していて、案の定開演も20分推し。入ったら意外と密集してるなとか思ったら、歌謡ショーだから真ん中に張り出しがあったためで、その分スペースが狭まったためと…

 正直、不安…というか、いつものモモーイライブの微妙だけど笑えるバランス感が充満していた。なので結局、今回も最近の普通のライブでした的な感想で終わると思っていた。この時は…ああ、光る棒忘れてた。ま、いいか。


01,しょうわ
02,Feel so Easy!,Mission-E
 まずはライブタイトルの「しょうわ」から。「しょうわ」コールができたのでライブの目的の半分は達成できた感じ。「Feel so Easy!」もなにげに「しょうわ」な感じの曲だからいいあわせだと思った。

 最初のMCで今日は11年11月11日。そしてモモーイデビュー11周年と「1」尽くし。「1」でイメージできるのはみんなが持ってる光る棒…「『サイリュームがキレイだね』とモモーイが言ったから11月11日はサイリューム記念日」と宣言してた。相変わらずのモモーイだね。ああ、光る棒忘れてた。ちくしょう!

03,LOVE.EXE-momo-i quality version-
04,祭だ!BOY MEETS GIRL
05,㌧㌦ベイビー,あかほり外道アワー らぶげ
 「サイリューム記念日」と宣言したので「サイリューム」が思い切り振れる曲をと言うことで「LOVE.EXE」から。「祭だ!BOY MEETS GIRL」も今回のアルバムでは激しい枠だし、最後に「㌧㌦ベイビー」とか…久々に死ぬかと思った。ていうか左脇に激痛が…またも左脇がつった模様。これは春の再来か?もう途中退場はいやだよう。

06,MOCO MOKO ROCK!
07,愛のメディスン,ナースウイッチ小麦ちゃん マジカルて
 そんな自分だけの心配を余所に「MOCO MOKO ROCK!」へ。某ライブではみんな「motto! motto!」とコールしてるけど、ここでは「moco! moko!」でコール。うん、いいアドレナリンが出て痛みが少し引いてきた。でももう左腕は怖くて上げられないけどな。「愛のメディスン」はどのバージョンだったんだろう?バージョン増えすぎて分からなくなってきた。まあコールは全部同じなんだけど。

08,フィギュアになりたい,DreamParty
09,スカート丈の長いメイドさんには絶対にかなわない
10,ヒ・ミ・ツ
11,Night Park☆
12,ですぱれーしょん☆です!
 ここから歌謡ショーっぽくなったきた。「スカート丈の長いメイドさんには絶対にかなわない」は曲調がまんま昭和だしね。いや最初が激しすぎただけなんだけど。「フィギュアになりたい」は聞いた当初は「オタク向けの曲→フィギュア」は安易だなとか思っていたところもあったんだけど、イベントによく参加するようになって改めて聴くとその時の情景がフィードバックされて来るようになった。特にこの冒頭部分。

  おしまいのアナウンス
  ざわめきが拍手に変わって
  ずっと楽しみだった今日が終わるの

 モモーイは直球だけど、その直球を体感した人が共感できる詞の書き方がうまいね

13,21世紀
14,あいまいもこ
 ショルキータイム。ショルキーと言えば「21世紀」できれば腕上げてクラップやりたかったけど、おとなしく手を下げてクラップ。「あいまいもこ」は新曲。事前告知とかもなかったから、みんな初聴きのはず。でも「あいまいもこ」のコールはしやすいから、今後はこれが定番になるかも。

15,愛・おぼえていますか,超時空要塞マクロス
16,夏より熱い冬
 歌謡ショー、アイドルでイメージする曲ということで「愛・おぼえていますか」を選曲したとのこと。まあそのまんまアイドル曲だけど、さらに…

  おぼえていますか 目と目が合った時を→ライブでアイドルと目が合った
  おぼえていますか 手と手が触れあった時→握手会
  それは始めての 愛の旅立ちでした→初遠征

 と分かりやすく説明してた。「初遠征」の解釈は初めて聞いたな。

 「夏より熱い冬」はアイドルの冬の時代のことをイメージしたと言ってた。ここでオフレコ話。えと、コーヒー1杯1000円のお高い喫茶店に行ったという話まではギリギリセーフなんだよね?まあ好きすぎて声をかけられなかったという気持ちはとてもよく分かるんだけど。

17,へんじがない、ただのしつれんのようだ。
18,ゆめのばとん,はるこ☆UP DATE
 この2曲はリクエスト枠。「へんしつ」は相変わらずゾクゾク来るような語り。キレがあるのはいいんだけど、その直後ににっこり笑われると、また別の恐ろしさが…「ゆめのばとん」は去年ライブであんだけ切望したのに聴けなかった曲。やっぱいい曲だ…なんで俺は今日SBを持ってないんだorz

19,Brand new music,ドヴォルザークの休日
20,もっと、夢、見よう!!,DreamParty
 こっちはリクエストじゃないけどヤッパ定番で。「もっと、夢、見よう!!」に関しては何回聴いても飽きがこないね。UO一斉点火もきれいなもので…なんで俺は今日UOを持ってないんだorz

21,がんばれ…それは、I Love You
22,夜明けのサンバ
 最後の2曲「がんばれ…それは、I Love You」がここできたのは驚いた。あとアルバム曲なんかあったけ?アンコールは候補はいっぱいあるけど、仮締めが思いつかない…と思ったら「夜明けのサンバ」ああ、なるほどね。という感じで。モモーイも後で言ってたけどパーカッションが神掛かってた。これはいい仮締め。

23,WONDER MOMO-i,太鼓の達人 とびっきりアニメスペシャル
 アンコール明けは「WONDER MOMO-i」から。つくづく左腕が上がらないのが悔しかった。でも、がんばって「L・O・V・E ガンガレモモーイ」やったよ。ええ、とっても楽しいライブだった。






























 えーと、まだ続きがあります。アンコール後の最後の1曲。ラストだし、また定番曲だよね。と思ってた。するとまだアルバム収録で歌ってない曲があるとのこと。正直忘れてたよ、この曲の存在を。それが

24,ライブのあとはさみしいな
 忘れていたというか、印象になかった。なんか巷でよく聞くライブの感想を並べた感じの歌詞だしね。これに関しては引用でなくて歌詞サイトにリンク。

 http://www.kasi-time.com/item-52670.html

 そんなわけでラストにこれだと盛り下がるかなとか思ってたんだけど、ごめんこっちも忘れてたよ。「モモーイは直球だけどその直球を体感した人が共感できる詞の書き方がうまい」ということ。

 ここからはレポから外れた本当に陶酔日記になるけど、今の心境のまま書きつづるよ。

 「フィギュアになりたい」でも書いたけど、イベントにあまり参加してない頃に聴いた時と、そのあとでは感想はまるでちがってた。

 それから明確に認識するようになったことはモモーイの書く詞は、直球は直球だと誰でも分かるけど、その直球を体感すると、その直球の時、感じた心境がそのままフィードバックするものであるということ。

 それがライブを歌った曲でさらにライブで直に聴くことができれば、まさにそのフィードバックをライブで感じることができるというわけで。

 たとえばそれは「かがやきサイリューム」

  今日すべて終わってバッグに押し込んで
  部屋についてもまだ消えてないよ
  明日の朝には もう魔法は解けるけど
  心に残ってるハートのともしび

 「かがやきサイリューム」はアンセブ解散ライブ横浜。その前、同ライブ渋谷で初サイリューム。なので渋谷ライブのあとの情景が思い浮かんで、この曲に魅了。はあ…なんでアンセブ解散しちゃったんだろ。

 それと「始発にのって」

  君に会いたいそれだけで
  飛び出してきたんだ追いかけてる太陽

 「始発にのって」は一昨年の大阪遠征に行ったとき。いま考えると、東京でなく大阪までわざわざ行ったのもよかったと思う。だって本当に太陽追いかけてくるんだもの。その時の新幹線に乗ってる情景が思い浮かんでこの曲にも魅了。


 そして「ライブのあとはさみしいな」。しかも冒頭歌詞を一部変えて歌ってた。

  ぬれたTシャツのすそが、夜の雨につめたいよ

 ええ、「風」を「雨」に変えただけ。でも今日は確かに大雨。モモーイはライブで歌詞を変えることはよくあるけど、この一文字を変えただけで今日の心境がぐっと近づくことになった。

  この歌を聴くたびに ぼくは想いだすだろう
  きょうのこと……

 今レポを書いている心境そのまんまだね。直球だね。やっぱりいい歌詞だね。

 結論。この1曲が今回のライブを「楽しいライブ」から「いいライブ」に変えてくれた。やっぱりモモーイはすごいと思った。


 さて、結論出たけど、まだ続きます。アンコール終わって終了アナウンスが流れる。これはもうダブルアンコールしても歌わないよという暗黙の了解みたいなもの。でも今回モモイストたちはダブルアンコールを強行していた。この行動に関しては某掲示板でも賛否分かれてるところでもあるけど、私は今回に限っては良かったと思ってる。それは先に書いておく。

 ダブルアンコールを強行後、出てくるモモーイ。こういう時は、もう一度挨拶して終了な流れなわけだけど、モモーイが真ん中に立ち、なにか言おうとした瞬間に一斉に紙テープが投げ込まれた。いわゆるサプライズ。

 これに驚くモモーイ(正直サプライズを事前に知っていたかどうかはこの際どうでもいい)そしてお礼を言った後に、ある曲を歌いだした。

 それは「夏より熱い冬」

  宙に向かって投げた ぼくの紙テープ
  きみの頭上 花吹雪
  この手に持った光 一面の花畑
  きみの瞳に映ったらいいな…

 この情景は3年前の「ゆめのばとん」大合唱に並ぶいい光景だった。そして最後にモモーイがみんなに向けて初めて言った言葉…もったいなさ過ぎるのでここでは書けないや。

 正直、このダブルアンコールなくても評価は全く変わらないけど、この11年11月11日という記念すべき日、自分の中で一番いい場所にいることができた。そんなライブだった。

 「☆UP DATE」はまだしばらく取れそうにないね。










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