marble ワンマンライブ「旋律の彼方 vol.2」(2009/08/02)


 今回はmarbleのライブです。marbleで下北沢ってなんかイメージ通りなんです。野外で座ってまったり聴くとかそんなイメージ。うん、勝手に作ったイメージなんですけどね。

 でも今回はオールスタンディング。雨も降っていたのでぎゅうぎゅう蒸し風呂状態かと思って入ってみたら…なんか椅子がずらっと並んでた。しかも奥の奥まで。やっぱりmarbleは落ち着いて聴くものなんですね。


 で、開演になって出てきた人達は…あれ雰囲気違う。marbleじゃないよね?なんかスーツだし。ということで前座の方達でした。名前を TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDといい、演奏と映像を交えた表現をする…ということでいいのかな?全部で3曲(これも切れ目が見えなくて曖昧)演りましたが…ごめんよく分からなかったです。

 で、終了後撤収。スタンドマイクは当たり前として、後ろに張り出たプロジェクタースクリーンとキーボード…も、まあありうるか。ドラム?ドラムも撤去すんの?これはちょっと初めて見たかも…ス、スピーカー?ちょ!あなたたちどんだけ機材持ち込んでいるんですか?と、こっちの方が気になってしまったのでした。そんな他のイベント終了後でもあまり見ない大撤去作業と演奏含めての30分でした。しかし、うち撤去作業が15分て…

 そしていよいよメインのライブ開始です。

 01,初恋limited,初恋限定。
 02,君とスロー
 03,paper plane
 04,move
 05,I'm free
 06,Smile
 07,空中迷路,かみちゃまかりん
 08,幸せは365日,ひだまりスケッチ×365
 09,violet,うみものがたり~あなたがいてくれたコト~
 10,時の華
 11,宝石
 12,空に舞う
 13,流星レコード,ひだまりスケッチ×365
 14,虹色ハミング
 15,ハミングバード
 16,芽生えドライブ,ひだまりスケッチ
 17,新しい世界
 18,ただここに そばにいる
 19,青空loop,キミキス pure rouge
 20,violet,うみものがたり~あなたがいてくれたコト~


 1曲目が「初恋limited」というのはありですね。やっぱ最初は盛り上がる曲でなきゃ。でも自分も含めて誰も立とうとしません。光る棒…無いですね全く。声をあげる人も無くただクラップのみ。ここまで空気読めよ!な雰囲気のライブは渋谷のみくにさんの時以来ですよ。今日は心落ち着いて聴けます。で、このまま「I'm free」まで。

 「Smile」からは二人でアコギのコーナーへ。更に落ち着いた雰囲気で、とうとうクラップすら無くなりました。しかしこの「Smile」はいい曲ですね。桜舞う季節の曲というのも雰囲気あっていい。なんかiTunes配信限定曲らしいです。…手出し辛いな。いい曲なのに。

 「空中迷路」は相変わらず、miccoさんがたどたどしく鉄筋叩いてた。と言うかそのたどたどしさが去年見た時と変わってない。もしかして、実はたどたどしくないのか?「幸せは365日」ここでひだま~ぶる曲来ました。よかった今回こっちはやらないかと心配してたので。

 続いて、ここから今回のライブのきっかけとなった「violet」へ。そしてカップリング「時の華」「宝石」と収録そのまんまに演ってくれました。3曲とも夜明けの海がイメージされる、それでいてタイプが違う。いい癒し空間が構成されました。そして「空に舞う」「流星レコード」ですよ。なんかα 波でまくりですよ。さすがに寝はしませんでしたけどね。

 さて、ここまで落ち着いた曲が続いたので、そろそろ盛り上がろうとmiccoさん。スタンディングを要求してきました。え?立つの?このライブで立つことになるとは思いませんでした。「ハミングバード」「芽生えドライブ」は確かにポップだし、立って聴いてた方が楽な曲かもしれないですね。さすがに跳ぶ人はいませんでしたが。

 仮締めは「新しい世界」締めなのでもっと盛り上がろうということで皆手を上げてクラップ要求するmiccoさん。…いやそれ地味にキツイんですが。でも、まわりの人すごいです。本当に曲中ずっと高々と手を上げてクラップしてました。なんていうのかなクラップし慣れてます?

 いったん下がって、いわゆるアンコール…なんですが、誰も声を発しません。延々とクラップクラップ…今まで見てきたライブも最初はしばらくはクラップのみというのはあったのです(で、根負け?した誰かがアンコールの音頭取りをしてしまうのです)が、アンコールが開けるまでクラップ一本で貫いたアンコール初めて見ました。ここではそれが常識なのか?

 アンコール開けは菊池さんのMC。これも恒例らしいです。なんか飛行機乗る前に命の心配させるアナウンスは止めろとか言ってました。そしてmiccoさんは…なんかギターしょってる。そしておもむろにチューニング。

 えっ?なに?miccoさんギター弾くの?しかもアコギでなくてエレキ?あぁ、私もギター始めてみましたとかいう流れ?それはぜひ応援せねばと思いつつ、そんなアナウンス無しに「ただここに そばにいる」

 …え?なにこれ?ロック?しかもmiccoさんと菊池さんのツインギター!ていうかmiccoさんギター超絶上手い!いや上手いなんて言い方失礼ですよね。…本業?やべ!すげ盛り上がって来た。

 これが本当にmarbleの演奏か?完全にイメージ壊されました。というかこのmarble凄くいいんじゃないの?そんな流れで「青空loop」ですよ。

 「青空loop」は実はロックだったんですよ。ロックバージョンではなくて、「青空loop」は演奏したらロックになるんです。いやはや驚きの連続でした。

 ちなみに一番驚いたのは、この間全員クラップのみで通したこと。誰も光る棒出さないし、跳びも無かった。なんか意思の統一と空気の張り方に漢を感じた気分です。

 いったん下がってダブルアンコール(もちろんここもクラップのみ)は「violet」2回目。あ、やっぱここが定位置な感じでした。なんていうんだろう激しい運動の後の深呼吸?

 というわけで20曲。基本はイメージ通りまったりでしたが、後半のギャップが凄かったです。ロックなmarbleってソロライブ以外で聴けるんでしょうか?今度、まつりつくば(うちの地元)のイベントでライブするらしいですが、多分それは僕らのよく知るmarbleでしょうね。もちろんランティス祭りのmarbleも。それもいいけど、またロック聴きにソロライブ参加するかもしれません。










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