筑波大学現代視覚文化研究会主催
「2008年雙峰祭 声優ライブイベント」桃井はるこ/新谷良子(2008/10/12)



 今年も来ました筑波大。だって学祭ライブが去年と同じモモーイなんだから仕方ないじゃないか。しかも、今回は某国のお姫様まで来ると言うんじゃ、別の期待が膨らむってモノですよ。

 最初に登場するはカミカミ進行のメイドさん。とりあえずメイドさんと言うだけでも(メイド喫茶の文化の無いつくば的に)インパクトがあるこの方。名は櫻井さんという。まさかこのあと、あれほど注目することになるとは予測してませんでした。

 まず呼ばれるは、我等がモモーイ。挨拶一番「おはようございました!」それに合わせてこっちも「おはようございました!」良かった今回は反応が大きい。今年のつくばはホームになりました。そして続いて呼ばれるは…ではなくて、ここはみんなで呼びましょうというモモーイのフリで、せーの…「りょーこちゃーん」

 現れたのはチューリップ王国の姫。私的にはシンタスと呼んでいる新谷の良子ちゃんです。早速「普通って言うなぁ!」も頂きましたよ。しかし、この二人を絡ませる妄想をした筑波大の人。お前ってスゲーなですよ。

 ということで前半はトークパート。二人の紹介、質問コーナー、クイズコーナーと進みました。以下、印象に残った事をツレツレと。

 二人の結びつきで上げられるのは楽曲の提供者と歌い手ということ。アニメの出演とかではホトンド絡みは無い。

 今回来た人は遠くは鹿児島から。北海道はいたか?高知、新潟と来て、石川で二人が反応。シンタスは石川出身だし、モモーイは今年ライブツアーで行ってるしな。

 石川のモモーイのライブはものすごく暑かったそうで、その前にやってたマキシマム ザ ホルモンのライブより結露率が高かったそうです。いくら客層が違うとはいえお前らどんだけ汗流しているんだと。

 シンタスは今回つくばに来たのが初めてで、来る前に大渋滞に巻き込まれたそうです。そこですかさず謝る櫻井さん。えっ?この渋滞の原因は櫻井さんが起こしたものなのですか?とすかさずツッコミいれるシンタス。知らない間にツッコミ厳しくなったな。お前らショッピングモールになんか行かないでこの学祭に来い!…と姫は言っていましたよ。ゴメン午前中私もそこに行ってたよ。

 「自分が大学生だったら構内に欲しい店は何か」という質問では、モモーイはサイリウム屋とか言い出しました。あい変わらず未知な妄想の答えを考えるなこの人。業績的には学祭シーズンの10月だけどーんと延びて、後は底辺横ばい。店長モモーイは、このサイリウムはいい光り方するよとか講釈たれて、大学から怪しい商売するなと怒られるそうです。アキバにも45分でいけるんだから意外と店として成り立つと言うのは、変な説得力あるな。まあ成功するとは思えんが。

 さて次の質問は…と、にこやか進行櫻井さん。オイオイシンタスの答えは?困るな櫻井さん。でもそこが良いとエール。思わず私も櫻井さんにエール。で、シンタスは答える前にまず構内にスタバがあることに驚いたことから入りました。「筑波民歴短い私も驚きました」と櫻井さん。筑波民って…ツクバミンってカタカナにするとなにかの菌みたいだなとモモーイのツッコミ。そんな人を感染者みたいに…私も半感染者です。

 で、シンタスの答えはアニメイト?(なぜか疑問系)そのままだなオイ。ところで店の名前出しちゃっていいのかよ。映像残らないからだいじょーぶ。でも一応アニ●イトに修正。あの…さっきまでスタバスタバと言ってたんですが…

 「つくばと行ったら何を連想するか」と言う質問には、モモーイは科学万博。これ去年も言ってたな。答えにブレが無いのはいいことです。今回は未来に届くハガキのエピソードから。これは85年に開催された万博内で郵便を投函すると、それが21世紀に届くというもの。今世紀に入って自分のハガキを見て「バカだな私」と思ったそうです。うんうんそのエピは良く分かるさ。またモモーイの祖父(現在故人)からも届いたそうです。「私はその頃この世にはいないだろうがいつも天国から見守っています」という内容だったそうで、それを呼んで家族で号泣。いい話だねとシンタス。会場ちょっとシンミリ。「だから私は郵政民営化することに反対したんです」とモモーイ。いやソコ無理にオチ入れなくてもいいから。笑っちゃたけど。

 「秋と言えば」の質問には、やっぱり学祭の秋だよねとモモーイ。まあサイリウム屋儲かるしねとはシンタスの意見。またソコに巻き戻すか。シンタスもイベントの秋には同意。そこでネズミーランドのボンダンスにモモイストが参加した話から、シンタスよくそこのシーに一人でよく行く話になって、あそこって一人で来場した人はアトラクションに優先的に入れる特典があるんだよねという話題へ。その名も「シングルライダー」言ってて寂しくなってきたとシンタス談。なんかのアニメのタイトルみたいだよねとモモーイ談。というわけで「シングルライダー良子」がここに誕生しました。

 クイズコーナーは、問題的にはそれぞれのファンとしては簡単すぎもせず、難しすぎもせずといったところ。私的にはアニメ放映並び替えは分かったけど放映時期間違ってたし、モモーイに関する問題も私的に正解したけど、出題者の引っ掛けに気づけなかったし、マンガに関する問題は、ある意味一番簡単でしたが、答えがアレじゃなければ良問題になってたと思うし、最後のシンタスに関する問題はゴメン全然分かりませんでした。ホラ、会場ではググれないしな。

 ところで各々に関する問題では、本人が答えられないように×マスクつけさせられました、そのマスクの臭いがキツカッタそうで例えるなら馬のマスクを被った臭いとモモーイ談…なぜに馬だったんだろう。最近被ったんだろうか。去年のジェニーのニコ動CMでそんな馬出てきてたけど、まさか中の人だったんじゃないよね?また最終問題ではお約束の大逆転1万点にルール変更しようという話になりましたが、それに反対する人が一人もいないとはどういうことなんだぜ?まあ反対できる空気は全く無かったけどな。


 で、いよいよお待ちかねのライブコーナーへ。もちろんここからオールスタンディングです。

新谷良子
01,ファンシー☆フリル
02,ハリケーンミキサー
03,ロストシンフォニー
04,月とオルゴール
05,CANDY☆POP☆SWEET☆HEART,姫様ご用心

 まずはシンタス。国花の「ファンシー☆フリル」良かった…分かる曲来た。続いて「ハリケーンミキサー」そうだこれがあった。これもシンタス好きには押さえなきゃいけない曲だよなと思いながらハイ!ハイ!ハイ!ハイ!

 「ロストシンフォニー」ここも基本か。でも若干跳びづらいなこの曲。イヤ分かってたんだけどさ。英語の部分はこっちがコールするのか。これはさすがに無理でした。ちと残念。そして新曲初披露「月とオルゴール」タイトル聞いた時はしっとりバラードかと思ったら激しいロック調でした。1コーラスはみんな様子見でしたが2コーラス目では徐々にタイミングつかんでまわり跳び始めました。うんこの調子ならインストアイベントの頃にはコール完成してんじゃねえのという感じ。ガンガレチューリップ王国民。

 ラストは「CANDY☆POP☆SWEET☆HEART」間奏でUO一斉灯火。なるほどこの曲で統制をとるのかとちと感心。ここでUO折れなかった私は疎外感感じましたよ。今後チャンスあるかなコレ。


新谷良子&桃井はるこ
06,ライフイズフリー,だめっこどうぶつ

 シンタス一通り終わり今度はシンタスのフリでせーの…「モモーイ」と呼び込みました。颯爽とモモーイ再降臨。さて、モモーイへバトンタッチする前に、折角二人そろったのだから、提供楽曲を歌おうということで「ライフイズフリー」今回の心神状態はりょーこーだったので癒されながら聴けましたよ。モモーイのそれも当然いいですが、聴きなれているのでシンタスのパートは新鮮に感じました。いや本来は逆なはずなんですけど。まあモモイストなんだから許せ。


桃井はるこ
07,WONDER MOMO-i,太鼓の達人 とびっきり!アニメスペシャル
08,your gravitation,瀬戸の花嫁
09,Party!,桃井はるこの超!モモーイ
10,天空のスプライト,桃井はるこの超!モモーイ
11,Hide and seek,魔女っ子ア・ラ・モード
12,LOVE.EXE-momo-i quality version-,BALDR FORCE EXE

 さてモモーイのターン。まあ何が来てもだいじょーぶなんですがここは定番「WONDER MOMO-i」から。「L・O・V・E!ガンガレモモーイ!」何度コールしても楽しいな。「your gravitation」は初めて生で聴いた…んだよな。後で調べたらやっぱ初生だった。なんか、そんな感じがしないくらい定番のイメージもってたのでレアと言われてもな…というのがその場での感想。でもダンスはモモーイにしてはすごく頑張ってたと思う。そういうキャラじゃないしな。あの両手合わせて首横フリをトレースしてたのは確かに貴重な光景でした。その後暑いといって一枚脱いだモモーイのエロかわいさも貴重な光景でした。

 「Party!」は定番になりつつありますね。私的に最初にぶちかまして欲しかった気はするのですが、初心者に優しくないからコレは仕方ないか。「天空のスプライト」はやっぱイメージ緑(スプライトなだけに)かなと思いましたが、意外と色が変わらなかったところを見るとそうでもないのかな。もう少し様子見。ところで恒例の歌詞忘れイベント発生。ふむ今年はここできたか。いや本人狙って忘れてるわけじゃないんだろうけどさ。なんかこの不安定さはやっぱ欲しいよなということで。

 そして続くは「Hide and seek」ヤバイ!コレ来るとは露ほども考えてなかった。ちゃんと掛け合いできるかなと思ったのは0.5秒。全然問題なく「HEY!HEY!HEYHEYHEY!HEYHEYHEY!」とか「もういいかい!HEY!」出来ました。うんやっぱこの曲最高だよね。ラストは当然「LOVE.EXE」今日も今日とて「E・X・E E・X・E」私に他にコレの何を語れば良いのかと小一時間…

 モモーイも下がり、当然アンコール。だって国歌まだやって無いじゃん。コレで終わったら王国民暴動起こすよ。いやモモイストも暴動起こすけど。余談ですがここでアンコールが「もいちどはるこがみたい」に変えなかったのは素晴らしいと思う。当たり前なんですけど空気読めないオタはどこにでもいますからね。良くガマンしましたよ。

 で、意外に二人早く出てきました。今回ツアーTシャツとかないですからね当然ですけど。モモーイはショルキー武装です。この時点でこのアイテムがその直後に勝利の鍵になるとは予測できませんでした。と、その前にモモーイのボタンが外れてることに気づくシンタス。モモーイ「りょーこがいるからだいじょーぶ」いや「大丈夫じゃないから」とボタンを付け直してあげるシンタス。やっぱり「りょーこがいるからだいじょーぶ」だよ。


新谷良子&桃井はるこ
13.ray of sunshine

 で、その「りょーこがいるからだいじょーぶ」と大声でコールできる曲。チューリップ王国国歌「ray of sunshine」今更ですが、この曲の作詞作曲はモモーイです。それも五年前。この曲を生み出したモモーイをモモイストとしてもちろん胸が張れます!が、この曲を育ててくれたシンタスには、頭が下がるばかりです。

 ホントによくこの曲をここまで育ててくれました。「ひーあたりりょーこー!」や「りょーこがいるからだいじょーぶ!」はもう全然違和感なくコールできますね。まずコレだけでも素晴らしいと絶賛するべきクオリティだったのですが、そこはやっぱ隣にいるモモーイが許さない。

 曲の生みの親特権でライブ中に歌詞を勝手に変えてきました。2コーラス目にて「しーんたにりょーこー!」と歌いやがりました。コレ聞いた瞬間、膝を崩すシンタス。そのまま座り込んで歌い続けるシンタス。会場さらにヒートアップ。感極まって泣き出すシンタス。すかさず合唱モードに切り替えるよう促すモモーイ。「元気出して!元気出して!」と会場大合唱。ここから先はなんか言葉に表せないくらいあったかい気持ちになれました。そして最後に「あなたのことが…好き」と歌い締めるシンタス。

 カラオケで歌っていたのでこれでこの曲は終わりのはず…なのですが、ここで感極まって座っているシンタスに、「元気出して」とモモーイが声をかけました。思わずこっちも続いて「元気出して」とコール。さらにモモーイ持ってた神器ショルキーでラスサビを弾き始めました。そして実はまだ終わってなかった「ray of sunshine」…「元気出して」とモモーイがシンタスに歌いかければ、こっちもシンタスに「元気出して」とコール。「手をつないでいるから。次に会える日まで」と合唱は続く。そして締めはみんな頭に描いていたフレーズ「りょーこのことが…好き!」…この最後の最後についての感想は控えさせていただきます。

 ということで開演も押せば終演も押した2時間強。この日、こんな素晴らしいイベントに立ち会えたこと、幸せに思います。モモーイのライブでもありシンタスのライブでもある。でも本質は両者のファンが「ray of sunshine」を再度賞賛しあうイベントだったんじゃないかと、今では思ったりもしています。

 5年の時を超えて二人を強固に結びつけた曲、それを見つけ披露するまで持っていった筑波大現代視覚文化研究会の方々本当にありがとうございました。










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