SHORT CIRCUIT Ⅱ Premium Show IN TOKYO(2007/07/21)


 今回はKOTOKOさんとカオリンこと詩月カオリさんのライブ。KOTOKOさんといえば「Re-sublimity」「being」最近だと「ハヤテのごとく!」カオリンなら「open」今なら「Shining stars bless☆」ですね。

 え~、今回それらは全て演りません。えぇ演りませんとも。今回はお二人が好きな人でも、知らない人は全く知らない世界の曲を集めたライブです。キーワードは「キュンキュン」ということで御覚悟よろしくお願い致します。


 会場が暗くなりいよいよ開演!みんなサイリュームを掲げ、いやがうえにも気持が高まります。そこにいきなりスーパーマリオの8bitが流れました。もちろんみんな頭が?です。確かKOTOKOさんアリーナは心の鼓動から始まりましたよね。なんですか、この空気の読めてない牧歌的な始まり方は?しかし、これで肩の力が抜けました。そう、これからは嵐の2時間になるんですから。高揚よりまったり入ったほうが良いんですよ。そして現れたのはKOTOKOさん。栄えある1発目は…


01.めぃぷるシロップ

 えっ?これ最初にもってくるの?というのが初めの思考。でもそれ以上考えるとこれからついていけなくなるので思考停止。あとは本能の赴くままコールしましたよ。どんなコールかと言いますと…

 「レッスン0ハイ!」「コネコネ!」「もっと!」「1、2、3でく~わ~え~て」「まぜ!まぜまぜ!」「シャシャシャ!」「もうすぐコンガリそれまで待てない」「ワーイ!」

 え~と、歌詞の抜粋ですね。でも気持ちは抜粋ではないです。あくまでコールです。今後もこんな歌詞の抜粋に見える「」がありますがコールなんです。つまり9割近い…いやそれ以上の成年男子が声をそろえて、上記の言葉を大声でコールするんです。傍から見るとサバトですね。「ホントスミマセン」あっ、これもコールです。


02.はじめまして、恋,淫妹BABY

 コレをやるとは思いませんでした。確かにSCⅡのアルバム収録曲ですけど、イマイチ知名度が無いと思っていたので。でもサビの「いっぱい、桃色の吐息が触れ」辺りからの早口ながら流す調子は他の曲には無いもの。私的には「アナタトワタシデ~」のくだりは忘れてました。一緒にコールしたかったです。うぅ残念。


03.恋愛CHU!,恋愛Chu!~彼女の秘密はオトコのコ?~

 カオリンが加わり、歌うはここから入りますか?の「恋愛CHU!」いきなり「CHU!CHU!」から始まるこの曲は、本来コールしづらいテンポのはずなのですが…まわりは全然戸惑いないですね。さすが萌電波の中でも最古参の曲。歴史の厚みが違います。

 そんな訳でライブ参加決まってからこの曲一回も聴いていなかったのですが、「1、2、3、ハイ!」「一人占めできるかな?(HEY!!)」まあここらはコールできる自信がありましたよ。「えへへへ。全くもって!」うぉ!自然にコールできた!体がちゃんと覚えているのですね。なんか自分に感心してしまいました。そして最後の萌セリフはカオリンが担当。場慣れした安定感で告白の決意を固めた女の子になりきってます。まさかこれが、後のMCでの前フリになるとは思いませんでしたが…


04.消えない想い,金曜日の仔猫

 そのまま、KOTOKOさん下がってカオリンのソロパート開始。まずは「消えない想い」テンポの良い曲ですが、跳ぶというより、サイリュームを横に振りたい曲ですね。「頬に柔らかな(光が)」とかコール掛け合いもしたかったですが、声出なかったです。ステージ後方にテロップなんかで出してくれると嬉しかったんですが…まあ、それは贅沢というものですね。


05.I'm home
06.レモネード
07.PureHeart~世界で一番アナタが好き~,Pure Heart~世界で一番アナタが好き~

 ゆったり目3曲。ここはじっくり堪能かな?と思ったら、「PureHeart」はPPPH発生しました。確かに流れで無理ないところもありますが、ちょっと自分とまわりの感覚に違和感。ここだけまとめてしまって申し訳ないです。カオリン好きの人ホントスミマセン。


08.アナタだけのAngel☆,あねいも2~Second Stage~

 「アナタだけのAngel☆」はSCⅡで初めて聴いた曲だったのですが、普通にコール統制取れてたので私も普通にのれました。みんな先にゲームで洗脳されてきてたみたいですね。「寝ぼけ顔に、会えるだけで(し~あわせ)」とか「神様お願い」(FuFu!)「このまま二人の」(FuFu!)「時間、止めて離れないように」(Fu~Fu~Fu~Fu~)やっぱり感覚同じです。…なんか前曲の違和感なんて一気に解消してしまいましたよ。


09.Do you know the magic?,魔法はあめいろ?

 えと、とにかく最初の跳びが決め手なんです。まずは「Do! you! Do you! know!」までコールを続け、「雨降り(雨降り!)」と続かなきゃなりません。跳べばいいだけじゃないんです。えっ?せめてテロップが欲しい?そんなの必要ナイナイ!心で覚えて来てください。


10.Cream+Mint,ショコラ~maid cafe curio~

 カオリン下がってKOTOKOさん再降臨。「Cream+Mint」良い曲ですがコレは跳べませんね。このライブ。もしかして半分はこんな感じで緩急つけるのかな?とまったり。と、思ったらKOTOKOさん。曲後のMCで「キュンキュン」の名付け親みたいなことを言い出しました。つまりこれからそういう曲行くのですよね?ヨシ!了解。覚悟完了。


11.さくらんぼキッス~爆発だも~ん~,カラフルキッス~12コの胸キュン!~

 まずは「キュンキュン」姉貴分。KOTOKOさんアリーナの時は感動でのりおくれましたが、今回は思いっきりハジケルことができました。「スキスキスキッス×4 ハイハイ!」基本です基本。「スキスキスキッス×4 キュンキュン!」言わなきゃここに来た意味ないです。あっ、でも今回KOTOKOさんの「グサッと」のパントがなかったです。不評だったのかな?


12.きゅるるんKissでジャンボ♪♪,カラフルハート~12コのきゅるるん♪~

 今度は妹分。この曲はどれだけ好きかを語る以前に、KOTOKOさんアニカラ布教の課題曲にしているので、感情より前に体が反応してしまいます。「ハイハイ!」「Let's get up!」「Kiss Kiss Kiss!」「U~キュンキュン」は当然出来るとしても、普通に考えればこんな合いの手半分以上の曲を追っていけるわけないんです。なのに、まわりちゃんと声出てます。もしかしてみんなも布教してるのか?


13.Princess Bride!,Princess Bride

 さすがにKOTOKOさんアリーナの時のような、客を掻き分けて歌うパフォはなかったですが、それでも十分パワフル。「Lovin′Callin′Feelin′Healin′Kissin′Again Darling!」はコールしてるこちらも息が続かないのに…やっぱプロですKOTOKOさん。


14.ねぇ、…しようよ!,姉、ちゃんとしようよっ!2

 この曲は…あれ?この曲、生歌初体験です。でもなんかコールに戸惑い感じなかったです。「ばってん!ばってん!」もちゃんと腕をクロスできたし。「ぎゅぃ~ん」もちゃんと貯め作れたし。やっぱり共通意識のなせる技なのでしょうか?そうそう会場一斉の「あっかんべ~っ!!」は凄かったです。今度ギネス挑戦しようギネス。


15.Change my Style~あなた好みの私に~,コスって!My Honey

 ここに来てコレか!残念です。すごく残念です。なにって多分もう中盤戦だと思ったから。前にも書いたのですが、この曲は初っ端にエンジンをかける曲だと思うんです。火をつけるアテンション。KOTOKOさんのコスのなりきり。そして「ウーハーウーハー!」会場を別空間に引き込むにはうってつけだと思うんです。ここで歌われても暖まりきった体には刺激が…「御一緒にポテトと、笑顔と、ほっぺにChu!はいかがですか?」「ヒャホウ!」「コスコスって…」え~と、なんの話でしたっけ?


16.夏草の線路,Railway~そこにある夢~

 KOTOKOさん、女医さんを演じながらセットの階段を上り、そこから投入されるようにフェードアウト。出てきたのはカオリンと…KOTOKOさん?ということでここからセッションパート突入です。そのセッション1曲目は…イントロで頭真っ白。魂の底から叫んでしまいました。こ、これ聴けるのですか?嘘でしょ?こんな昔のI've好きにもほとんど知られてない、こんなマイナーな曲をKOTOKOさんと詩月さん(ここは敬意を込めて敢えてそう呼ばせていただきます)が生で私の目の前で歌ってくださるのですか?

 この後の自分の行動は良く憶えていません。体はクネクネ踊ってたかもしれないし、地蔵のように動いてなかったかもしれません。憶えているのは、この時のKOTOKOさんと詩月さんの姿と声。変なギミックもなく淡々とそして感情を込めて歌い上げてくれる。もう、もうそれだけで良いんです。

 この曲の良さは説明しません。いや出来ないと言ったほうがいいですね。どこそこが良いからこの曲は良いではなくて、この曲は良いからどこそこの良さが見えてくるイメージですもの。あえて言うなら「魂で感じれ」ということで。


17.ジェットスマッシュ!,えろすまっしゅ!

 感動の1曲も終わり、KOTOKOさんとカオリン(ここから再度愛称で呼びます)二人でのちょい長めのMC。ここでカオリンの黒さが暴露されたりしました。普段はKOTOKOさんにタメ口って本当ですかぁ?さらにカオリンが萌セリフが言えないのをKOTOKOさんが演技指導した話になり…っていうかそんなところまでKOTOKOさん師匠なんですね。今では「恋愛CHU!」の最後のセリフまで言えるように成長しましたとさ。いや成長も何もあなた「ナイショ★Naiしょ」を歌っといて今更…まあいいや。そんなこんなで萌セリフ言えなきゃ歌わせないと言われた上に、詞を見てカオリンが「ウッ」とツマッタ曲です。「でも頑張る」らしいですよ。ウン、頑張れ。かわいいなカオリン。

 で、詞はうまく聴き取れなかったんですが、後で調べてみたら。あ~これは直接過ぎて何か吹っ切らないと歌えないなという感じです。でも、もう吹っ切ってるみたいだし問題ナシでしょう。それよりも曲ですよ。イントロそして合いの手(Fu~Fu~)最後に「なりゆき任せもたまにはいいよね。パッと決めてよジェットスマッシュ!イェイ!」という詞をのせる調子。「Princess Bride!」が動の萌電波ならこれは静の萌電波です。これがカオリンの特性なのか。この曲を早く聴きたい!覚えたい!自分のモノにしたい!でもまだ発売されてない!今はショートバージョンでガマンです。


18.Short Circuit

 そして最後(お約束の「エ~ッ!」)は「Short Circuit」今回はカオリンとセッションバージョンです。あれ?水鉄砲&ホース捌きの人が出てこない。ミズカケやんないのミズカケ?ウ~ム、カオリン用のホース捌きの人が見つからなかったのかしら?あれ技量いるもんね。といらぬ事を考えながら、体は「Hey!Hey!Hey!Hey!」そして「Dash!Dash!Dash!Dash!」まあここは慣れたものですよ。

 と、得意がってたら、KOTOKOさんに叱咤されました。ここで一度コールをそろえるらしいです。ということで「Yes!Yes!Yes!Yes!」KOTOKOさんヨシヨシと言うものの、それに満足しない人が…「まだまだかな?」声の主はKOTOKOさんの隣の方。黒カオリンのダメダシ入りました。ということで再度「Yes!Yes!Yes!Yes!」今度はカオリンも納得された御様子です。そして最後にみんなでジャンプ。キレイにまとめることが出来ました。


19.↑青春ロケット↑,すぺーす☆とらぶる

 アンコール後、またもや8bit音楽。イントロ聞きそびれましたが、ファミコンのF1レースじゃなかったですよね。エキサイトバイク?ポールポジション?まあいいや。スタートの青ランプついて、ソデからバイクに乗った二人(足こぎ)が登場です。ゴメンこういうショートコントなノリはちょっと…と思った矢先、カオリンおもむろに「負けないモン!」発言。え~と、あなた何回私を萌殺す気ですか?ゴメン。その後のMCよく覚えてないや。やっぱりかわいいなカオリン。

 アンコール1曲目はここに持ってきたかの「↑青春ロケット↑」アンコール明けにはガツンと来る良い曲です。聴き所はカオリンの絡み方でしたが、「PAN☆PON☆PA-PAN☆~」を二人で歌い「Yeah!Yeah!Yeah!」のコールはこっち持ちは予想通り。「彼方まで(祈って)」は()をカオリン歌うのかと思いましたが、単純なパート分けだったみたいです。つまり()は私達の分。もちろん「待っているよりキミと(めちゃくちゃに)」まで通しましたともさ。「Yeah!Yeah!Yeah!」


20.Double HarmoniZe Shock!!

 そしてラストはやっぱりこれ。今回歌われると思った中で一番聴きたいと思っていた曲です。だって「夏草の線路」歌われると1ミリも思わなかったし。まあ、それはさておき。この曲のなにが良いって、単なるAメロBメロの歌い分けではない、交互の掛け合いが良いんです。これだけで声の高低の抑揚が生まれるのに、メインじゃない方はコーラスもやるものですからさらに高低に厚みが増します。

 そして「Shock!!」更にここから一気に「HarmoniZe」発動。なんかいかにもI'veです。ちなみに掛け合いと言えば「Second Flight」が思い浮かびます。「Second Flight」は言葉の殴り合いで、「Double HarmoniZe Shock!!」は言葉の競り合いのイメージ。同じセッション曲なのにここまで対極的なものを作れるものなのですね。高瀬さんはやっぱり凄い人だ。

 と、こんな一人語り。もちろん会場ではやってませんよ。ただただ本能の赴くままに、「feel my dream」でサイリュームを掲げ、「Shock!!」とみんなでコールし、「precious dream」でサイリュームを掲げ、再度「Shock!!」とコール。「Double HarmoniZe」で再度でサイリュームを掲げる。単純ですね。「五線譜の上で暴れる」余裕もあります。てなわけで萌電波じゃないですが、最後の最後までハジケ切ることが出来ました。



 え~と全部で20曲もやったんですね。スピード感ありすぎて、そんなに演った実感ないです。とにかく語りたいのは「夏草の線路」が聴けたこと。これだけで今回ライブのチケット代以上の価値を得ることが出来ました。本音を言えば、この1曲しか演らないライブだとしても今回の数倍のチケット代を出しても良いと思っています。

 とにかく鳥肌が立った。感動した。萌えた。跳んだ。ハジケタ。色々やってそれら全てに充足感が得られました。次回SCⅢやりますか?やりますよね?もちろん絶対行きますよ。










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